2012年9月15〜17日 佐々木、永瀬、執行
遡行ラインが気に入って20年も前から温めていた計画です。4本の継続遡下降はロートルにはハードながら、久々に徒登行らしい沢登りを味わうことができました。
ワルイ沢は、短い流程にスラブ滝やU字溝のようにえぐられたミニゴルジュが連続して楽しませてくれます。赤湯又沢には中流部に温泉が湧き出していて、それを目当てに山越えしてくるパーティーもいるようです。入渓者の少ない猿子倉沢(ししくらさわ)は下部にまとまった滝場があり、最後の大滝は大高巻きを強いられました。大鳥谷沢は悪場は少ないものの意外に時間のかかる長い沢でした。
初日、ワルイ沢入渓が11時半と遅くなり、赤湯又沢の温泉には辿り着けませんでした。2日目は猿子倉沢の核心部を早めに抜けたものの、炎天下の山越えを避けて早めに行動を打ち切りました。最終日は早立ちし、涼しいうちに石神山東のコルを越えて大鳥谷沢へ。上流部で大滝を大高巻きしたり、中流部の黒いゴルジュにかかる滝などで懸垂下降するなど、作業道のある取水堰堤までの下りに7時間かかりました。
(佐々木 記)
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ワルイ沢2段10m滝は右岸を高巻く |
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極端に水量がなくU字溝の通過は楽勝 |
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念のためロープ使用の20mスラブ滝 |
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赤湯又沢の温泉。S氏はこのあと入湯 |
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赤湯又沢から虎毛沢に下る |
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猿子倉沢の25m大滝 |
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大鳥谷沢上流部の滝を下る |
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大鳥谷沢核心部の黒いゴルジュ |
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大鳥谷沢のナメを下る |
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