2012年10月25日木曜日

丹沢 水無川 源次郎沢

2012年10月20日(土) 曇り

メンバー:香川(和)、香川(泰)、高岡、吉岡、元永の5名
水無川水系源次郎沢に行ってきました。当日の麓は天気が良かったようですが、丹沢は終始曇りがちでした。暑くもなく、寒くもなく、さわやかな沢日和。そろそろ沢は終わりなようで、メジャーな沢ながら他のパーティーは無く、のんびり遡行出来ました。

書策新道が崩壊の為通行注意と、危険テープで封鎖してあります。
みなさんご存知の道標、この上の堰堤から入渓。
F1
F3

F4 

F5 
 
F8 チムニー状

F8 チムニー状
 
F9 8mCS涸滝
 
源次郎尾根上部の草原。秦野の町並みが一望出来て気持ちが良いです。
人の多い大倉尾根を避けてここから下山しました。

源次郎尾根下部の植林帯

帰りの堰堤で、懸垂下降の練習
 
 源次郎沢の終了点で、お湯を沸かしてカップめんを食べたが、ヒルがまだ活動していて立ち食い状態。 沢靴に付いていた「ちびヒル」を自宅までお持ち帰りしてしまった。
 ※ 遡行図と看板のFナンバーが合わず、写真のFナンバーは、間違いの可能性あり。
                                                記:香川
 

2012年10月18日木曜日

秩父・四期萩集中 中津川蛹沢(不動滝沢?)

2012年10月14日(日)  曇り

秋の集中山行。秩父の四期萩山へと庚申沢Pと別れて、蛹沢から入渓。
メンバー:飯塚(L)、吉越、執行、高岡、吉岡、元永、香川の7名での山行です。

この沢は、中津川との出合いにかなり立派な不動滝が有り、その上には新しく道路が出来ています。道路脇の駐車スペースで沢支度を整え、入渓。
不動滝 橋の上からの眺め
脇の不動堂には、物騒な注意書きが有った。
御堂の反対には、蛹沢と記されていた。
入渓してしばらくは、こんな渓相が続く。
右岸にはゲレンデになりそうな岩壁が続く。
右俣に入ってすぐにミニゴルジュが有った。
まだ、暗い谷が続く。
最初の直瀑6m、両壁に突っ張って登れる。
2個目に出てきた大きめの6m滝
ホールド、スタンス共に有るが、ヌメッテいた。
水流が消えると、涸滝が連続する。
ガレたルンゼを落石に気をつけて登る。

この後、かなりきわどいルンゼを登ったが写真を撮り忘れた。悪場の通過に手間取り、集中時間を大きく過ぎてしまう。庚申沢Pを大分待たせてしまった。
悪場を過ぎると、植林帯に出た。休憩も取らずに四期萩のピークを目指して登ると、庚申沢Pが手を振りながら、コールしてくれた。時間は遅れたが、全員無事に集中できて良かったです。みなさん、お疲れ様でした。そして、待たされたみなさん、ごめんなさい。   記:香川

2012年10月17日水曜日

秩父・四期萩集中 中津川庚申沢

2012年10月14日 原川(L)、永瀬、執行、久保田、香川(泰)、北山、佐々木

四期萩(茂萩山、1,188m)は、両神山梵天尾根の末端近く、秩父御岳の西2.5kmに位置する静かなピーク。秩父鉄道三峰口駅からバスで落合に近づくと、頂上南東の岩壁とボリュームある山容が望める。鶉平で下車し、一つ上流の不動沢パーティーと分かれる。

バス停前の小学校左手から入るのが庚申沢で、しばらく作業道を利用してから入渓。9時30分。両岸杉林だが滝もほどほどに現れ、少しホッとする? 水が消えカラカラのゴーロとなり、右手に大きい岩屋を見る。急登に喘ぐころ左前方の樹間に頂上直下の岩壁が見え隠れする。右から回り込んでいくと、なだらかな斜面を頂上に導かれた。12時25分。

頂上ではイノシシ3匹と鉢合わせとなった。一帯はドングリが豊富で、クマ、イノシシの餌場らしく糞だらけだ。詰めのルンゼに苦労した不動沢パーティーは約1時間30分後に合流。下山は秩父御岳の西1kmのコルを通る林道を利用して落合へ。17時35分着。
                              (記 佐々木)

いきなり登れない6m滝が。左の作業道から巻く
滝がそこそこ現れる
15mナメ滝 
小滝が小気味よく連続する
水が消えカラカラのゴーロに
石灰岩の岩屋
不動沢パーティーとともに

2012年10月12日金曜日

東北・南八甲田 黄瀬川


201210月6〜日 佐々木、永瀬、執行、中村(眞)

前夜発の青森駅行き高速バス利用で山中1泊、帰りも夜行バスという強行軍だった。黄瀬林道の入口までタクシーで行き、十和田湖行き始発バスに乗るよりも1時間以上早く入山する。

奥入瀬川に注ぐ黄瀬川は、日本の滝百選の一つ「松見の滝」(2段90m)で有名。アプローチの林道歩き3時間は本降りの雨にたたられる。松見の滝の上流から遡行開始する頃には雨も止み、さほどの増水もなくほっとする。

現れる滝は2mから最大6m程度だが、いずれも大釜と淵を抱えている。フリクションの効く岩質なので見た目ほどではなく、適度の緊張感でへつりを楽しめる。釜に入るのを嫌い左岸から小さく高巻いた滝が二つ。ロープは、流れの急な落ち口をジャンプするときに使用したのみ。長根沢出合やや上流の快適な段丘で泊まる。

2日目は相変わらず釜と淵のへつりが多いが、側壁が高くなると連続するナメも現れ始めて心がなごむ。今年の紅葉は遅れていて今ひとつの感。時間的に黄瀬沼の往復は諦めて、駒ヶ峯をめざす。沢を横断する旧道に出たときはまだ余裕だったが、駒ヶ峯の登りにかかると、「なんだこれは」という道になる。刈り払いされていないのは知っていたが、覆い被さるスズタケで藪こぎ状態になるとは・・。

猿倉岳へ向かうと、今度はえぐれた泥道に足をとられてイラ立つ。極めつけは猿倉岳の下りで、もはや沢下りの状態だ。最後はヘッデンを出すことになり、猿倉温泉18時着となった。繁忙時間帯とはいえ温泉に入れてもらえず呆然。最終バスもないので仕方なくタクシーで青森に出て、駅近くの天然温泉「まちなか温泉」で汗を流した。(佐々木 記)

滝見台から「松見の滝」を見る
幅広6m滝の大釜をへつる
へつった後は滝の右を登る
右から高巻いた4m滝
2日目、へつりにも慣れてきた
ゴルジュも快適に通過できるようになる
側壁は高くなり美しいナメが断続する
幅広の大ナメを行く
上流部の淵は問題ない
黄瀬沼からの枝沢をすぎると硫黄鉱山跡を見る
ヤブを抜けて湿原に出るとホッとする(バックは駒ヶ峯)
乗鞍岳(右)と赤倉岳(左)

2012年10月8日月曜日

南アルプス 野呂川 小太郎沢


2012年10月6日(土)~7日(日)前夜発1泊2日         メンバー:香川、泰子

紅葉も始まったかと、南アルプスの小太郎沢に行ってきました。
前夜のうちに芦安駐車場に入り、車中で仮眠。駐車場は、ほぼ満車状態だが駐車できた。
近くの駐車場を確保するには、やはり前夜に入らないといけない。
5時10分発の乗り合いタクシーで広河原まで。計画書を提出して小太郎沢出合いまで歩く。
出合いまでは、30分ほどの距離だ。
小太郎沢出合い。野呂川の徒渉は水量が少なくひざ下で済んだ。
出合いからは堰堤が5基程あり、左岸より巻いて行く。7時30分発

堰堤を過ぎた下部。小滝群が続く。

2段20mの下部左壁を登攀

2段20mの1Pのビレー点。カムとナッツでビレー点を構築

2段20mの2P目の登攀。傾斜は緩いが、ヌメルので慎重に登る。

直登できる滝が連続して楽しませてくれる。

2段40mナメ。慎重に登り、上段では、ロープ使用。

2段20m下部、クラックが使える。

2段20m上部、カム、ハーケンで登るが、途中でスリップ
危なく落ちるところだった。落ちたら、止まらないだろう。

2段20m上部。カム、ハーケンを回収して登ってきた。

手はガバだが、極小スタンスに泣かされる。筋肉痛の原因はこれか!

途中で出てくるミニゴルジュにホッとする。
他にもう一か所あるが、いずれも綺麗だ。

20m斜瀑と二条15m

右岸からトヨ状に流入する枝沢。

源頭より15分ほどのハイマツ漕ぎで小太郎尾根の登山道に出る。14時50分着
この後、小太郎分岐まで登り、草すべり経由で白根御池小屋まで下る。
今回は 諸事情と軽量化の為、小屋泊まりとした。
新しくなった白根御池小屋は、とても綺麗で快適だった。
 
今回の 小太郎沢、ハーケン等の残置物は一切見当たらず、巻きの踏み跡もないようです。
入渓には、ハーケン、ナッツ、カム類が必要です。              記:香川