2012年5月8日火曜日

北ア 明神岳東稜

2012年5月4日~5日

明神岳東稜を計画。天候を考え一日繰り延べし、さらに現地入りしてから決行を考えようと出かけた。天気予報は4日に雨(山岳地は雪)との予報だが、上高地はまずまずの天気。少し荒れるのを覚悟で決行(コース短縮、岳沢ヒュツテに下山)しました。
ひょうたん池への登り。右のコル上がひょうたん池
左へ登る岩稜が、これから登る東稜。

ひょうたん池から見た東稜。上部はガスがかかって見えない。

第一階段と呼ばれる岩場の上部は急傾斜の雪壁。
ひたすら登るが、すでに足が悲鳴を上げている。

今日の幕場、ラクダのコルに到着。 先行Pがテントを設営していた。
正面に核心部のバットレス、上部に主峰を望み、明日の登攀に心が躍る。
(写真は、5日朝の撮影)

正面の岩壁を左に回り込み、上部のバットレスに向かう。

核心のバットレス。アイゼンでの登攀は、かなりショッパイ。
Ⅳ+(ⅣA0)より厳しく感じるが、登り応えがあり、楽しめた。
後方にナイフリッジとラクダのコルが美しい。

バットレス上部の雪壁。もう一息で東稜終了。

東稜の終了点。完登の握手を交わす。
ガスがかかり、展望がきかなかったのが少し残念。

2Pの懸垂でコルに降りる。
時間が早いが、天候悪化が予想されるため、下山開始。

奥明神沢の下降。傾斜が強く、緊張する。慎重に下降
するが、岳沢ヒュッテまで長かった。
上に、グローブが写っちゃってます!

再開された岳沢ヒュッテ。看板には岳沢小屋。名前が変わったのかな?
今日は子供の日。鯉のぼりが気持ちよさそうに泳いでました。
この場所、やっぱり雪崩が怖い所のようだが、大丈夫だろうか。

ここからハイカーに交じり、上高地に下山して今回の山行を終了。
記:香川


3 件のコメント:

  1. 昨年11月に那須朝日岳東南稜でお会いした野田です。
    覚えていますか?夢さんからは写真まで送って頂きました。
    ブログ拝見させていただきました。
    お二人の登攀レベルには驚くばかりで脱帽です。流石ですね。
     今回驚いたは、ラクダのコルの緑の天幕。実は私の友で那須岳仲間です。同じ福島県の二人です。明神岳山行「新・フィエスタの谷」検索で見れますよ。日本狭いですね。きっとまたどこかの山でお会い出来ますね。それまでお元気で!
    今回の明神岳、私には技術的に無理と判断し参加しませんでした

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    1. 野田様
      返信遅くなり、失礼しました。
      朝日岳東南稜では、お世話になりました。
      世の中狭いですねー。お仲間でしたか!
      新・フィエスタの谷、拝見いたします。
      では、またどこかの山でお会いましょう。
      香川和雄

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    2. 香川さん御夫妻様へ
      久しぶりに拝見しました。コメントありがとうございます。明神岳でお会いした沼田氏(背の大きい方)は日本山岳会福島支部、福島復興支援登山でパキスタン、カラコルムの未踏峰6105mに7月19日登頂成功しました。新聞やネットにも掲載されました。
      復興の祈りを込めて「希望の峰」と命名されました。来月3日帰国予定です。
      その彼が明神岳の登攀では、香川さん御夫妻に迷惑掛けてしまったと反省していました。登攀技術の凄さに驚いていましたよ。
      またいつかどこかでお会い出来るといいですね。

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