猫シリーズ最大の懸案である猫ノ踊場(2217m)を片付けることができました。
猿倉10時発。40年ぶりの白馬大雪渓はこたえたが、頑張って清水岳(しょうずだけ=2603m)を越えた2513m付近で幕営。18時40分。清水岳からのハイマツ帯はルート取りを誤り、強烈な器械体操を強いられました。
![]() |
この時期の白馬大雪渓は混み合っていない |
![]() |
旭岳南面をトラバースしていく |
![]() |
旭岳を過ぎるとようやく清水岳が見えた |
![]() |
清水岳を望む快適な幕場を確保 |
翌日は気合いを入れて5時前に出発(異様な圧迫感で実はほとんど眠れなかった!)。崩壊寸前の雪庇をつたったり巻いたりしながら猫又山(2308m)に向かう。早朝の堅い雪にアイゼン歩行が快適です。猫又西峰では砂礫の頂稜に雪がなく、いまだ真っ白な猫ノ踊場との落差に驚かされました。
![]() |
崩壊寸前の雪庇を辿ってきた(猫又山手前) |
![]() |
6月下旬とは思えない猫ノ踊場の残雪 |
ニャーゴニャーゴと満足の雄叫びをあげて戻りかかると、猫又西峰に何やら動くものが! 呼んでしまったかと一瞬、戦慄が走りましたが、この正体は?(例会につづく)
清水岳からは、祖母谷温泉へ下る選択に傾きかけましたが、北陸経由だと24日中に帰れなくなる恐れがあり、おとなしく猿倉へ戻りました。15時着。(佐々木 記)